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クリオネとは 
一般に天然記念物のように思われていますが、実は貝殻を持たない貝です
    
クリオネの発見

1773年に英国籍の船が、グリーンランド沖の航海中に見つけて報告しました

クリオネの生息水域
すごく小さくて、流氷の下に隠れ住む生き物なのですべての水域を調査された
訳では有りません。判っているだけで、北極海、オホーツク海、主体に北国の
北沿岸域で、流氷が流れて来るようなところには生息します。
北極海では、特に流氷の下だけではなく、海の表層部分に漂うように浮かんでいます。
たまたま、オホーツク海から流れて来る流氷の下に隠れ住んでいるので、
一般には流氷の下にしか住まないと思われています。現実には海岸域では
流氷から離れると潮流に流されて死んでしまいます。

クリオネの誕生から成長
生まれたばかりの幼体は植物性プランクトンをエサとしています。
その後、成長すると同じ仲間のミジンウキマイマイという貝類を食します
しかし、毎日のように食べるわけではなく、一度食べるとザリガニのように
その分、急激に成長し、その後は数ヶ月、食べなくても蓄えた栄養で生きられます。
また、さらにその後、エサを見つけられない場合は自らの体を縮小しながら、その分を栄養にして生きていきます。
くらげなどもこれと同様に長くエサが無い時は、小さくなりながら生きていきます。
     
クリオネの捕食
大きくなった生体は、同類でも薄い殻を持った
ミジンウキマイマイ(リマキナヘリシナ)という貝しか食べません。
その食べ方は、頭部にあるバッカルコーンという触覚を開き通常は体内にある
触手のようなものを出して捕食します。
その際、ミジンウキマイマイの殻の部分は消化しきれないため、吐き出してしまいます。

クリオネの体長
餌となるミジンウキマイマイは流氷下ではクリオネより個体数が少なく採集
しにくいものですが、本来の北極海やオホーツク海でも北部に行くと豊富にいるようです。
そのため、クリオネの大きさはその生息海域のミジンウキマイマイの数に左右されます。
一般に北海道に流れて来る流氷に付いているクリオネは半数が0.5cm以下と小さく、
0.6〜1.5cmが大きめのサイズとなります。それでも稀に3cmを超えるサイズも収穫されます。
但し、北極海の方まで行くと5cmを超えるような大きな物もいるようです。

クリオネの名前の由来
正式名はクリオネ・リマキナ、属名クリオネは海の女神、
種名リマキナはナメクジのようなという意味です。
その手のような部分は翼足と言われ、これをゆっくりと動かす様子がまるで
天使の羽のように見えることから流氷の天使と一般には呼ばれています。

クリオネの繁殖
クリオネは雌雄同体です。体の中にオスとメスの両方の生殖器官を持っています。
ゼラチンのような卵の形の集まりで、産卵され植物性プランクトンをエサとして、育っていきます。


クリオネ救出作戦について!

クリオネは流氷にくっついて流れて来て、岸に近づくと潮流で流されて
海底に沈んで行くのを只待つだけの存在です。
何とかこのかわいいクリオネを飼育してあげられないかと、考えだした答えが
今回のクリオネ救出作戦です。流される直前のクリオネを救い上げ、
らぷらぷウォーターで飼育する事により、その後、皆様に育ててもらう事で
より長生きさせてあげる事が出来るようになりました。


@流氷が流れ着いた後は、24時間以内に海流に流されてしまいます。

A飼育水の開発により、小瓶の中で飼育出来るようになりました。

B栄養(ビタミン)の開発でエサが無くても元気に泳ぎます。

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